青空
「ねぇ、三竹さん。
今日私、掃除当番なんだけどさぁ
どーしても、抜けられない用事があるんだよね~
当番変わってくれない?」
「え…あ、うん。いいよっ」
「ありがとー!三竹さんなら、OKしてくれると思ったよ!!」
学校が終わって放課後。
いつものように、佐倉さんが話しかけてくる。
「うん。じゃあ、気をつけて帰ってね。
バイバイ!」
「うん!じゃあね~」
別に、いじめられてはいない。
佐倉さんみたいな、明るい子達とも仲がいいと自分では思ってる。
でも…さぁ。
「みんな~。待たせてごめんね~」
「お前また、三竹に当番押し付けたのかよ(笑)」
「うっわぁ、サイテ~(笑)」
「うるさいなぁ!ほら、カラオケ行くよ!」
こういうのきくとさぁ
やる気なくすよね。