点零
朝が来て

それぞれの朝に



夜の仕事の終わりに

薄暗い朝のカラスだらけの
街を歩いていた



昼の人達は

これから様々な仕事に出勤し

そして
今から寝る俺は



せめて朝食くらいは豪華にしたかった



寝る前に朝食を取る生活が

果たしてどれだけ普通とずれているのか

毎日自覚しながら






昼に戻れるのなら


何かいい仕事があるなら





今すぐにでも‥








しかしちゃらぴろさんは

その日地元に帰った






完全にぶっちぎった





あんなに堂々とぶっちぎられたら




明日からどうするんだよ店は‥




何人もの人が夜の仕事をぶっちぎり




うちの店でも何人もぶっちぎったけど





本当、夜は
それがあるから





いけないんだ




その代わり、明日から新しい店の店長として



俺が準備を進めることになった



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