点零
全てが幻想的に見えた


俺は今のキャバクラでは
仕事はしていけない


心のギャップが
どんどん大きくなり

地元のことしか考えれない

現実が辛くなっていった




幻のような昼の街で


元カノが普通の格好で
普通に友達と歩いていた




遠くなっていく皆の現実と


皆の普通とすれ違ってしまう俺は


彼女が遠い世界の普通の女の子達で



俺は浮わついたまま

そのまま仕事を辞めることを決めた




この街での生活も辞める



もう限界なんだ




俺はなぜこの街に来たのか



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