点零
レストランの仕事中に、
メールが来てた。
あの子が、今日、車で来てほしいとのこと。
何でですか?
と送ったら、
帰り送ってほしいとのことだった。

マジか!
彼は駐車場を見付けるために
早めに家を出た。

夜の仕事が終わると、
彼女と二人で駐車場まで歩いた。

>かっこいいじゃん!

初めて助手席に乗せるのが
女の子だなんて、
ラッキーだなと思った。
酔った彼女は、
ドンキ行こー!
とはしゃいでた。

>ドンキホーテですか?
道が分からないんですが。

>じゃ、ナビするわ!

>あっちのほうでしたよね。

>ずっーと行って左!

ドンキホーテ行って何するんだろ?
と思ってたが、
この子達収入が多いから、
何でもかんでも買ってた。
ドンキホーテが安いからにしても
まぁ、よく買うこと!

>家まで送ってねー

家まで送ると、帰り道が不安だったが、
大きい道に沿って
なんとか帰れた。

なんもなかったな。

当たり前だけど、
少し寂しかった。
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