夜空の中の星たち
人の持つ孤独
孤独を知った。
孤独―――
孤独感――――
ひとりぼっち―――――
孤独な心は誰もが
持っている。
持っていないって、言いはったって、あるんだよ。
独りの女の子がいた。
名前は・・・星川 星羅[ホシカワ セイラ]。
この女の子はたったの
5歳で孤独に陥った。
両親が夜、毎日のように口喧嘩。
そして、二人とも、
夜遅くに帰ってくるか、
朝に帰ってくるか・・・
星羅には、夜に独りになるのが
当たり前になっていた。
「お母さん・・・お父さん・・・早く帰ってきて・・・」
泣きながら、星羅はねむっている。
普通、5歳にもなると
親に甘えたくなる時期なのに、
星羅は甘える親が居なかった。
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