未来へのボール*SPRING*

「分かりました。入れてください。」

あたしは諦めた。


「よし。じゃあ行くぞ。

お前ん家どっちだ?」


「こっちです。」

あたしは先輩と一緒に歩いた。


同じ、傘の下で。


《ザァァァァァ…》

雨は、まだ止みそうにない。




< 101 / 123 >

この作品をシェア

pagetop