未来へのボール*SPRING*

「ポンッ。」

あたしはパーを出した。

会長は…チョキ。


マジか。

思いっきし負けましたわ。


「じゃ、

俺がボール持っていいんだな?」


「どーぞご自由に。」

奪えばいいんでしょう。


「んじゃ、始めようか。」

さっさと終わらせよう。


身体が、

バスケを思い出さないように。





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