未来へのボール*SPRING*

………。


俺の頭の中には、

寂しそうな小さな背中が

焼き付いて離れない。


助けてやりたい。

彼女を謎の呪縛から。


そう思いながら俺は

彼女が出て行った体育館の扉を

いつまでも見ていた。




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