デレデレ彼氏とツンデレ彼女
声をそろえて


“そうだね”っておかしいだろ。


「はい。キッシュと紅茶。クロワッサンとバターロールどっちがいい?」


「んー。バターロール」


「宏太君は?」


「バターロールで」


「宏太クロワッサンのほうが好きじゃん。なんで
バターロール?」


「だって初音と同じものを食べたいもん♪」


ここまでくるとさすがに、彼氏でも引くわ―。


てか怖いって感じたわ。


「宏太さんの愛しかたってまじすげぇっす!尊敬しますわ!」


「ふはは。愁君は素直で良い子だね?」


は。愁のどこが良い子なんだし!


笑っちゃうわ!


そんな…とか言いながら
照れてんじゃねーよ。


「ごちそうさま―。」


さて部屋からバックとか
持ってこなきゃ。


「初音―お弁当テーブルの上に置いとくから忘れないでよ!」


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