星屑のカケラ
バタッ

センパイが倒れた。
センパイは私より20センチくらい高いから、支えきれなかった。

「センパイ?」

センパイのことだから冗談かと思った。

「センパイ、ここ暑いからどっか行こうよ??」

体を揺すっても起きなくて、冗談じゃないのかもって思った。

「センパイ・・・?起きてよ・・・?センパイ!」

それでも起きなくて、急いで救急車を呼んで、名前を呼び続けた。

ストレッチャーで運ばれたセンパイの顔はものすごく苦しそうにしていた・・・。
病院へ着いても意識は戻らなかった。
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