ノクターン
8楽章:禁断の世界
【未来】



夏休みはあっと言う間に過ぎて行き、もう9月。



「未来…。」

「んぁ?おかえり先生♪」

「何でいんの?」

「ゲームしにきた♪」



あたしはあれから先生の家によく足を運び、あたしの私物が先生の部屋に増えた。



「まぁいいけどさ…。親は大丈夫なのか?」

「うん♪先生ご飯作ろう♪」



あたしは最近先生に料理を教えてもらってる。



一緒に狭いキッチンに立ってると、本当に幸せ♪



「未来、ニンジン剥け。」

「ほい♪」



将来もこうして一緒に料理とかしたいなぁ~♪



ピン~ポン♪



滅多に人がこない先生の家に来客が来たらしい。



「未来はここにいて。」



誰だかわからないから頷く。



先生が玄関を開ける前にのぞき穴で確認。



「マズイ…。」



えっ!?



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