ノクターン
アパートに着いて、部屋に入るなり未来を抱きしめた。



「先生…。靴くらい脱がない?」



やだね。



ズットこのままでもいい。



「先生!!」

「すいません…。」



未来が靴を脱いで部屋に上がった。



やっぱり俺の部屋にいる未来はいい。



それから一緒にメシを作って笑いながら食べた。



「お風呂入ってくるね♪」

「おぅ♪」



前と変わらない。



未来がいて、俺がいて。



未来が生きててくれて本当に嬉しい。



「先生~♪」

「ん?」



笑って『先生』って言う未来が大好きだ。



「俺も風呂はいる。」

「いってらっしゃい♪」



未来のいない学校生活はマジでキツかった…。



部活だって3年が引退して余計に活気がねぇし…。



でも今はうちにいる♪



今日はヤバい♪


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