ノクターン
俺はいつもの様に、学校に行く準備をながら朝のテレビを見てた。



見るって言っても、ただ適当につけてるだけで、特別に見入ってるわけじゃない。



「それでは最後にMIRAIさんの生演奏をお聞きください。」



は!?



液晶の中の未来…。



すげぇキレイになったな…。



未来は日本に戻って来てる。



俺は遅刻ぎりぎりまでテレビにかじりついた。



「グッサン…。ちょっと相談なんだけど…。」

「相談?じゃあ昼休みに準備室に来い。」



俺は至って平凡な教師生活を送ってる。



生徒の悩みを聴くのも仕事。



今日も昼休みは半分潰れた。



久しぶりに屋上へ行ってタバコを吸った。



ちなみに準備室は俺と沙羅のタバコ部屋になった。



残りの昼休みはメシの時間だ。



俺は屋上を出て音楽室に向かった。


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