ノクターン
先生のお昼ご飯はソバ…。



あたしは言う。



いいんだ。



ふられても。



「先生が…。」

「うん?」

「好き…。」

「は!?」



あっ…。



こりゃダメだ…。



先生は困った顔で考え込んでる。



やっぱり言うんじゃなかった…。



「先生!!ウソ!!ウソだから♪気にしないで!?ねっ?」

「ウソ…。」

「うん、ただ先生をからかっただけ!!じゃあ、あたし行くね?」



泣きそうだよぉ…。



自分から言ったの何て初めてだし。



あたしは先生に背を向けて音楽室を出ようとした。



ギュッ



えっ!?



「ウソはねぇだろ…。」

「せんせ…。」



あたしは先生に抱きしめられてる。



これは夢?



「俺の気持ち考えて言ってんの?」

「えっ!?な、なに!?」

「あっ…。わりぃ…。」



そう言って先生はあたしを解放した。



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