不燃ゴミ




『何やってんすか?兄さん?』



ふいに声をかけられた方に目線をやると
俺を上から見下す

後輩の田中の顔があった。



...キモい。






岩崎「お前はどの角度からみてもキモいな」



田中『どの角度からみてもキモいって。
一応彼女はいるんすけどね。
...で、兄さんはここで何やってんすか』


岩崎「...何って?横になってんねん。」


田中『いや、見たらわかりますよ』


岩崎「は?なら、何で声かけてん」



田中『いや、顔ぶらさげて真っ赤にして、面白い寝方やなぁ思いまして』



岩崎『血送ってんねん』


田中『なんでですの?』


岩崎『頭冴えへんから、こうして...な。』


田中『な。って変ですよ。もっと何かありましたでしょうが』


岩崎『うっさい』


田中は壁際にもたれかかって
しゃがみこんで俺との会話を続ける。




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