不燃ゴミ
田中『最近、兄さん調子どうですか?』
岩崎「いいわけないやろうが、ボケ。
吐きそうになる」
田中「病気ですか?」
岩崎『お前の顔をみてから吐きそうや』
田中『大変だ!......ってノリツッコミ
できるほど器用じゃないでやめときます』
岩崎「つまらんッ!つれんなぁ~」
田中『はいはい』
岩崎「お前最近コンビで頑張ってんな
よーテレビでお前らみるで」
田中『ありがとうございます』
岩崎「でも最近お前の相方やつれてきてへんか?コントをする幅が狭くなってるやろ」
田中『実はそうだったりします。けど、
今は念願のテレビに出れて嬉しいばかりですがね』
岩崎『そうやろな~』
田中『岩崎さんは最近どうですか仕事の方』
岩崎「ん~...まぁやな」
田中『やっぱり玉井さんの意志堅いんすか?』
岩崎『知らん。あいつが今何考えてるなんて、俺には分からんし、誰にも分からん』
田中『悩んでますね、兄さん』
岩崎『うっさい。冷やかすためにだけに
きたんなら、お前どつくぞ』
田中『すみません。あっ、ちゃいますよ、これを渡してこいって言われまして、はいどうぞ』
と田中はポケットから
折り畳まれた紙を出した。
岩崎『いらん。』
田中『いや、いらんとか無しですよ。
頼まれた物なので貰っていただかないと』
岩崎『お前真面目やな』
田中『人として、当たり前でしょうが』と
俺の顔の近くに紙を差し出した。
仕方なくそれに手を伸ばし
受け取るだけ受け取り
大きな欠伸を一つして
俺はポケットにしまった。
田中『ちょっと!まぁいいですけど...
俺ちゃんと、渡しましたからね!』
岩崎『おー、受け取った』
生返事を一つして
田中は『失礼します』と俺のもとを去った