運命を変えるため。
「まだ付き合ってないよね?」
「……あの子とは初対面ですけど」
俺の答えを肯定と受け取ったようで、先輩は一気にほっとした表情になる。
なんだよ、告白でもされるのかよ、でも先輩とも今日初めて会ったばかりだし、有り得ないか……そんな風に頭の中を整理していると、今度も予想を裏切るような言葉が先輩の口から飛び出してきた。
「じゃあ小林雄平くん、今から私の彼氏になってください」
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