私だけ見てて。お願い。
緊張して顔がほてる。3コール目で音が止まった。
「もしもし、加藤ですけど。」
「あっあの東ノ宮高校の1年b組の杉野愛梨です。夜分、すみません。」
「あ~杉野~。なんで電話かけてきたんだ?」
「えっと、傘をお借りしたんでお礼が言いたくて。ありがとうございました。」
「そんなことで電話かけてきたのか。わざわざありがとな。」
「いえいえ。ほんとに助かりました。」
「っていうかそんな敬語つかわなくていいぞ。普通にしゃべってくれたら。」
「いやあ、なんか電話だと敬語になります。」
「ほかの先生がいるとき以外はかしこまってしゃべる必要はないよっ。」
「じゃあ、敬語使わないようにする~??こんな感じ??」
「いいよ。そんな感じで。その方がしゃべってて楽だわあ。っというか、ほんとは傘のこと以外になんか言いたいことがあるんじゃないのか?なんか相談でもあるのか?」
図星だと思った。でも好きとはさすがに言えない。私は少しの間黙り込んでしまった。
「俺に言いたくなったらいつでも言えよ。なんでも聞いてやるから。」
「先生、ありがとう。」
それだけしか言えなかった。伝えたいけど伝えることができない。言いたいのに。。。
「じゃあ、またな??」
「せんせっ、」
「なに?」
「もしもし、加藤ですけど。」
「あっあの東ノ宮高校の1年b組の杉野愛梨です。夜分、すみません。」
「あ~杉野~。なんで電話かけてきたんだ?」
「えっと、傘をお借りしたんでお礼が言いたくて。ありがとうございました。」
「そんなことで電話かけてきたのか。わざわざありがとな。」
「いえいえ。ほんとに助かりました。」
「っていうかそんな敬語つかわなくていいぞ。普通にしゃべってくれたら。」
「いやあ、なんか電話だと敬語になります。」
「ほかの先生がいるとき以外はかしこまってしゃべる必要はないよっ。」
「じゃあ、敬語使わないようにする~??こんな感じ??」
「いいよ。そんな感じで。その方がしゃべってて楽だわあ。っというか、ほんとは傘のこと以外になんか言いたいことがあるんじゃないのか?なんか相談でもあるのか?」
図星だと思った。でも好きとはさすがに言えない。私は少しの間黙り込んでしまった。
「俺に言いたくなったらいつでも言えよ。なんでも聞いてやるから。」
「先生、ありがとう。」
それだけしか言えなかった。伝えたいけど伝えることができない。言いたいのに。。。
「じゃあ、またな??」
「せんせっ、」
「なに?」