私だけ見てて。お願い。

～体育祭～

うちの学校では体育祭が５月にある。
女子校だから、バトルがとても激しい。

「今年はどんな種目なのかな？」と七海。

「ねっ。気になる～。例年で言うとパンくい競争と騎馬戦とクラス対抗リレーだよね！」と柚希。

「パンくい競争は熱くなるわあ！」

「いやいや、愛梨はどの種目も熱くなるでしょ！暑苦しいくらい。」

「うわあ。っぽいわあ。」

「だってどうせやるなら勝ちたいやん？」

「「まあね～♪」」と二人。

「うちらはｂ組だからみどり組だねっ！みどりのはちまき一回つけてみたかったんだよっ！」

「よっしゃ！みどり～。めっちゃ嬉しい。」

「加藤先生、みどりのはちまき、似合いそう。」

「なににやけちゃってんのっ。全く。最近、好きすぎてやばいよね。」

「ほんとやばいよ～笑　まあでも、その気持ちわかるわあ。ゆうやんがもし、みどりのはちまきつけて走ってたらって考えると。うふ。」

「絶対似合うでしょっ！」と私。

「あきれるわあ～。」と七海。

「七海も恋したらわかるよ！」「そうだよ！」

「そうなの～？今のところ興味ないけど。」

「そういう人こそ、急に彼氏とか作っちゃったりするんだからあ！」

「七海、かわいいしね！」