私だけ見てて。お願い。
今日は加藤先生の数学が2時間あるから嬉しいっ。誕生日に2時間あるって、すごくない??

だけど、楽しい2時間はあっという間にすぎてしまった。もう家に帰らなきゃいけないのかあ。。。


まあ、帰ったらケーキが待ってるからいっか♪

「杉野っ!」
七海と柚希と帰ろうとすると加藤先生に突然呼び止められた。

「なんですかあ?」

「ちょっと手伝ってほしいことがあるんだ。いいか?」

「うんっ。いいよっ。何するの?」

「実はいろんな高等学校に資料を発送しなきゃならないんだ。その資料を封筒に入れるのを手伝ってほしい。できるか?」

「うんっ。」

「じゃあ特別教室2にいってて。俺、資料と封筒を持ってくるから。あっお前ら2人も手伝え。」

「「えーー」」

「えーじゃないっ。かしこまりましたっだろ??」

「もう仕方ないなあ。」「こき使うなんてひどいっ。」

私たち3人と加藤先生で1時間かけて資料を封筒に入れる作業をした。

「いやあ~助かったよっ。ありがとなっ。」

「どういたしましてっ。」
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