私だけ見てて。お願い。
七海と柚希と私3人でさよならを言うために、廊下にいる先生のもとにわざわざ行った。


「せんせー、さよなら~。」

「ああ、さよなら!ってかそれを言うためにわざわざ来たのか?」


「だって、なんか1学期間お世話になったし??」

「そうそう。先生の旅行の行先も内緒で教えてくれたし。」 「感謝の気持ちもこめて?」



「なんか不気味だなあ。そんなこと言って、沖縄でなんかおごってとか言うんじゃないんだろうな??」


「ちがうちがうっ。ほんとにあいさつしに来ただけだって。」


「ならまあ、よかった。じゃあ、また沖縄でなっ!!」


「うんっ!」 「なんかおごってもらうの期待してるぅ~。」 「うちもっ!!」



「やっぱりそれ言うためかいっ。」とつぶやいてどこかに行ってしまった。


「言えてよかった~。」


「まだ会えるんだからいいやん!!」と七海。


「まあ、学校での先生とはしばらくお別れだしね。」と柚希。


「そう!柚希の言うとおり。しばらくスーツ姿の先生はみれないからさあ。」


「そういう問題かあ、ウケる。でも次は沖縄で私服見れるからいいねっ。」

「あ~そうよね!!」

「そうなの。うふふ。どういう格好してくるのか楽しみ★」

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