私だけ見てて。お願い。
ラッツからの帰り道。駅まで3人で歩いて帰る。

「「どうだった、どうだった???」」



私と柚希は七海に質問攻め。



「斉藤くん、かっこいいし、とっても優しかった。」


「よかったねえ!!何を話してたの??」

「えっとねえ、まずは自己紹介からかなっ。

斉藤くんには1こ違いの妹がいるんだって。

趣味は映画をみることで、部活はサッカーをやってて。あとは学校生活について話してくれたよ♪」


「でっ七海はどう思ったの?」


「好きかも。なんかあったかい感じで、心が落ち着くっていうか。」


「いいじゃんっ。ライン、交換した??」


「うん。したしたっ!」


「そういうのって絶対先にライン送っちゃだめよ。」と柚希。

「えっなんで??」


「あっちから送らせないと。そして脈ありかどうか見分けなきゃ。」


「わかった。がまんする!」


「いい感じに会話してたから、きっとすぐライン来るよ!」
私がそう言った直後、


ブーッブーッブーッ



「斉藤くんから、ライン来た!!」
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