私だけ見てて。お願い。
「そうなんだよ~。もうかわいくて仕方なくて。」

「えへへへ、そうなんですかあ。なんか想像できないっ。先生に4歳の姪がいるなんて。」

「そうかあ?もういてもおかしくない年齢だけどなあ。」

「だって若く見えますもん。」

「それは嬉しいなあ!」

「先生、若いですよ!今日の私服見て、思いました。」

「あ~あ、これ?ダサい格好してると生徒にごちゃごちゃ言われそうだからなあ~。」

「確かに。結構みんなみてると思いますよ!くつ下とかも。」

「えっくつ下も??ホントに!?油断してた。」

「だいぶ前のことなんですけど、学級写真を撮ったとき、先生のくつ下の色、真っ白だったじゃないですか?あれ、結構みんな笑ってましたよ。あはは。」

「あ~!あれ僕も失敗したと思ってたんだよなあ。よりによってズボンが少し短めだったから、写真にばっちり写っちゃったんだよ。あれ、みんなも思ってたのかあ。やっちゃったなあ。」

「まあ大丈夫ですよ。あはは。」

そんなことを話していると、バスレクが始まった。

まずは、このひとだれでしょうゲーム。

好きな食べ物はいちごで、韓国大好き。髪はショートで、眼鏡をかけている。この人だあれ~?

というような感じで、特徴を頼りにだれか当てるというゲーム。

自分も書かなきゃならない。自分の特徴かあ。。。なくない??

そんな目立つタイプでもないし。

唯一の特徴といえば、、、加藤先生が大好きなこと。これならだれにも負けない自信がある。

けど、そんなこと書けないよね。。。

< 77 / 116 >

この作品をシェア

pagetop