私だけ見てて。お願い。

違う特徴を探す。う～ん、何？？なんもないよっ。

ふと先生の方を見る。先生も悩んでいる様子。

先生は悩む必要ないのに！

イケメンだし、優しいし、スタイル抜群だし、指がきれいだし、いい声してるし、それに頭もいい！！　　

まあ、それを自分では書かないかあ。。。

そんなことを考えていると、

「杉野、僕の書いてよ。数学が得意とか、ダサいとか書いたらバレバレだし。何書いていいかわからない。」

「えっ、私でいいんですか？じゃあ、私の代わりに私の特徴、書いてください。」

「あっわかった。じゃあ書いたらすぐレク係に回すことにしよう。そしたら、楽しいだろ？」

「ん？どういう意味ですか？」

「だから、僕の特徴を書いた紙を僕に見せずにそのままレク係に渡して。僕も杉野の特徴を書いた紙をそのままレク係に渡すから。」

「あ～そういうことかあ。おもしろい！！じゃあ、いっぱい特徴書いちゃいますね。」

「ははは、楽しみだなあ。」


こうして先生の特徴を小さな紙に書くことになった。