ルチア―願いを叶える者


「花音!!」


―トサッ

よろめいた私をアルが抱き留める。


「…アル……」


そうだ……
私、アルに謝らなきゃ…


謝らなきゃいけないのに…


どうしてかな…
まぶたが重いよ……


「私………」

「花音…俺はあなたに…」



アルの言葉を最後に、私の意識は途切れた。














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