ルチア―願いを叶える者


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「…あ……れ…」


気付けば見知らぬ天井が広がっていた。


これ、何度目だろうな…


目が覚めたらものすごい時間が経ってて、いつか…



眠りから覚めなくなってしまうんじゃないかって…


「誰か…いる……?」


まだ重い体を無理矢理起こし、周りを見渡す。


そこには…


誰もいなかった。











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