一恋。 ~君が教えてくれた事~

~新学期~

『南戸区立海星高等学校』

ここだ。ここが今日から通う高校かぁー。
設立されてから結構たってるわりにはキレイだ。
「結構キレイじゃん!なんかテンション上がるね♪」
「ね♪ぁ!なんか集まってる!」
そういって走り出したのは美咲だった

体育館に貼り出されている大きな紙を見上げた
「飯島カナ飯島カナ…」
≪あった!≫

美咲と声が重なった
「また同じクラスだね♪」
「良かったぁー!よろしくね♪」
美咲と同じクラスになれた事か嬉しくて、
思わずハシャぃでしまった。

私は再び大きな紙に目を向けた。
やっぱり探してしまう。

ふと自分の名前の上の段をみた。
ぁ。あった!探してた名前はすぐに見つかった
目線のさきには『小倉 琉』の文字。
嬉しかった。また、同じクラスだ…
その文字を見ていた私の心臓は
強く、とても強く揺れていた。
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