恋人のルール(ベリーズカフェバージョン)
その厳しい両親の元を離れ、一人暮らしを始めたのは1ヶ月前。


そうだ……引越しの日、陽斗は用事で手伝いに来られなかった。


もしかしてあの日が、お見合いだったのかも……。


「彩乃はオレを愛していなかったんだよ。愛美はオレを求めてくれる。彼女を愛しているんだ」


彩乃は陽斗の言葉に呆気にとられる。


自分に好きな人が出来て別れようとしているのに、結局は彩乃が陽斗を愛していないから別れると、彩乃のせいにしている気がした。


彩乃は、不感症とまで言われて、陽斗を愛している。と言うのもバカらしい気持ちになった。
 

恋人がいるのに、親に言われて見合いをし、気に入ったから結婚すると言う陽斗。


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