恋人のルール(ベリーズカフェバージョン)
彩乃は自分を勇気づける為に、お気に入りのサーモンピンクのワンピースに、少し薄いピンクの柔らかい素材の上着を羽織り部屋を出た。
 


まだ朝早い時間。

 
ショッピングをしようにも店はまだ開いていない。


時間をつぶそうと、駅近くにあるファミレスに向かう。


駅に向かっていた彩乃はふと、町田市にある実家を思い出した。
 
 
家に行けばゆっくり休める。


彩乃は数分後、電車に乗っていた。


涼ちゃんを避けているんじゃない。

 
月曜日に、なにもなかったような顔をして会いたいから……涼ちゃんの近くから離れたい。


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