恋人のルール(ベリーズカフェバージョン)
涼ちゃんが結婚……冷静にならなきゃ。


涼ちゃんに恋人がいるのは分かっていたはず。


「吹っ切らなきゃ」

 
陽斗に振られたよりも、胸がえぐられる様に痛い。










「――乃、彩乃」

 
蕩けそうな甘さを含んだ涼ちゃんの声。

 
うん……夢の中なら甘えられる……。


その声を求めるように、彩乃の身体は無意識に涼の身体を求めて擦り寄る。


< 45 / 49 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop