I love you.【更新休止、詳しくは感想ノートへ】
「俺のこと、覚えてる?」
「うん」
ゆっくりと、階段を登ってくる。
私は立ち止まって、少し振り返るようにして彼を見る。
「じゃあさ……」
私は彼を見つめた。
180はあろうその身長は、一つ下の段にいても、身長の低い私は、彼に敵わない。
そんな彼の頭の位置が、不意にも同じ高さに来たと思うと、耳元で言葉を囁かれた。
「……俺のこと、まだ好き?」