I love you.【更新休止、詳しくは感想ノートへ】




これも、喧嘩で出来たものなのだろうか。



私は自分でも知らないうちに声をかけていた。




「黒澤君……?」



はっとしたように此方を振り向けば、彼は驚くように一瞬固まった。


でも、すぐにいつもの無感情な表情に戻り、無言でシャツを着た。



そして、ゆっくりと口を開いた。



「……先生、見た?」





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