【短】匂いの記憶




チラッと隣を見ると、隣の人も驚いた顔をしていた。





でもその顔は、すぐ笑顔になる。




あたしの大好きだったあの笑顔。








「久しぶり。




この香水の匂い、もしかしてって思ったらほんとにお前だった。





まだ、香水変えてないのな」








あたし、やっぱりまだ彼のことが好きみたい。




『匂いの記憶』



END


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