熱を這わせて


欲していたのは、その手。

今夜こそ、手の平の熱を体に這わせて欲しい。

熱が私の手を離れていく。感じる寂しさは一瞬で。



「そこ、そこじゃない。……あ、熱くて、いい……」



私が望む場所へ。熱がじりじりと這う。

この手の平の熱が……私のカラダを開くキー。



FIN

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