【短】匂いの記憶 -Another Story-
彼女の友達に、その香水を教えてもらって。
(結局メンズでもなんでもなかったことに尚更後悔したのは秘密)
いざ買いに行こうと立ち寄ったショップ。
ずっと会いたかった彼女がいた。
俺と同じように驚いた顔をしている彼女。
「久しぶり。
この香水の匂い、もしかしてって思ったらほんとにお前だった。
まだ、香水変えてないのな」
そう言った俺に対して、またやわらかく笑ってくれた。
「なぁ、俺お前のこと大好きだわ」
END