珈琲の香り
「涼さん、あがってください。ね?私買い物行ってくるから。」
そう言うが早いか、あっという間に財布をもって玄関を出ていく。
「ちょっと!」
「おいっ!」
私たちの止める声も届かず……
桜の足音はあっという間に消えてしまった。
………………どうしよう!
涼さんと二人きりなんて!
いつも涼風で二人きりだけど、色々あって自分の気持ちに気が付いちゃって。
しかも蒼君と別れて、1週間も休んでて。
しかも!
しかもだよ!
ここ、涼風じゃないんだよー!
ど、どうしたらいい?
どうすればいい?
気まずい沈黙が玄関に落ちる。
「と………とりあえず、上がってください。お茶、淹れますから。」
「ん……ああ…………」
いやー!いつもの雰囲気と違うよー!
…………もしかして………
「緊張…………………?」
何考えてるかわからない涼さんが?緊張?
とりあえず、お茶淹れなきゃ。
「その辺、適当に座っててください。」
逃げるようにキッチンに向かうと、やかんを火にかけた。
……何、淹れればいい?
涼さんだから、コーヒー?
でも…ダメ出しされたらショックだし……
ここは無難にお茶?
いやー、湯飲み持ってお茶すする涼さんって想像できない。
やっぱりコーヒーにする!
そう言うが早いか、あっという間に財布をもって玄関を出ていく。
「ちょっと!」
「おいっ!」
私たちの止める声も届かず……
桜の足音はあっという間に消えてしまった。
………………どうしよう!
涼さんと二人きりなんて!
いつも涼風で二人きりだけど、色々あって自分の気持ちに気が付いちゃって。
しかも蒼君と別れて、1週間も休んでて。
しかも!
しかもだよ!
ここ、涼風じゃないんだよー!
ど、どうしたらいい?
どうすればいい?
気まずい沈黙が玄関に落ちる。
「と………とりあえず、上がってください。お茶、淹れますから。」
「ん……ああ…………」
いやー!いつもの雰囲気と違うよー!
…………もしかして………
「緊張…………………?」
何考えてるかわからない涼さんが?緊張?
とりあえず、お茶淹れなきゃ。
「その辺、適当に座っててください。」
逃げるようにキッチンに向かうと、やかんを火にかけた。
……何、淹れればいい?
涼さんだから、コーヒー?
でも…ダメ出しされたらショックだし……
ここは無難にお茶?
いやー、湯飲み持ってお茶すする涼さんって想像できない。
やっぱりコーヒーにする!