珈琲の香り
「樹!!」
「ほら、気がついた。
さっき言ったこと、忘れないで。
樹なら大丈夫。
にいちゃんに全部話せよ。
にいちゃん、こっち〜!」
離れてるのに、涼さんの顔色が悪いのがわかる。
真っ青な顔して、今にも倒れそうで……
それでも真っ直ぐに私を見ている。
「樹………
怪我は?大丈夫か!?
蒼!!どういうことだ?
一体………?」
「にいちゃん、ごめん。
事故ったなんて嘘。
こうでもしないと、にいちゃん動かないじゃん!
樹の気持ちも知らないでさ。
だから………」
「は〜………」
ホッと………して………る………?
さっきまで真っ青だったのに。
今は…………今は…………
「蒼!!ふざけるな!!!
俺は…俺は………」
ドガッ
「…って〜。
殴ることないだろ?
やったことは悪いかもしれない。
だけど、あの日約束したことは何だったんだよ!」
「だからって、やっていいことと悪いことの区別くらい!」
「ああ、分かるよ!分かってるよ!!
こんなことすればどうなるかぐらい。
それでもほっとけなかったんだ。
好きだから……
樹だから………」
「ほら、気がついた。
さっき言ったこと、忘れないで。
樹なら大丈夫。
にいちゃんに全部話せよ。
にいちゃん、こっち〜!」
離れてるのに、涼さんの顔色が悪いのがわかる。
真っ青な顔して、今にも倒れそうで……
それでも真っ直ぐに私を見ている。
「樹………
怪我は?大丈夫か!?
蒼!!どういうことだ?
一体………?」
「にいちゃん、ごめん。
事故ったなんて嘘。
こうでもしないと、にいちゃん動かないじゃん!
樹の気持ちも知らないでさ。
だから………」
「は〜………」
ホッと………して………る………?
さっきまで真っ青だったのに。
今は…………今は…………
「蒼!!ふざけるな!!!
俺は…俺は………」
ドガッ
「…って〜。
殴ることないだろ?
やったことは悪いかもしれない。
だけど、あの日約束したことは何だったんだよ!」
「だからって、やっていいことと悪いことの区別くらい!」
「ああ、分かるよ!分かってるよ!!
こんなことすればどうなるかぐらい。
それでもほっとけなかったんだ。
好きだから……
樹だから………」