先輩、好きです



「可愛いの自覚してないんだね…」


大抵はそうか、となにやら一人で呟いてる。


「ま、いーや。で、なにしてたの?」


「人探しをしようと思って」


「入学早々にー?」


梨香ちゃんが興味津々といった感じで身を乗り出してくる。


…なんか目が輝いてるよ?


人探し手伝うよ、と言われてしまったので隠すことでもないし、私は朝あったことを話した。




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