先輩、好きです


ぱっと顔をそむけると、もう一度男の人の方から声がした。


「…んん……」


どうしよう!
起きちゃう起きちゃう!

早く退散しないと…!


「…っ!」


とっさに腰を上げようとしたけど、先ほどの激痛が甦る。


やばい。


そう思った時には、彼の方へと足がもつれていた。


「わ…わわ……きゃあっ!」



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