先輩、好きです


信じられないという思いで顔を上げると、久遠先輩は立ち上がり、私を見おろしといた。


顔は…優しい笑顔。


「昼休みはだいたい裏庭…里中さんと最初に会ったとこにいるから」


先輩は私に背を向け、カーテンを開ける。


「い…いいんですか!?」


そのまま出ていこうとする先輩を引き留める。

先輩はゆっくり振り返ると、


「また、会えるよ」


それだけ言って、出ていった。




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