先輩、好きです


「遅いから…今日は来ないかと思った」


「お昼食べてから来たので…ごめんなさい」


私が答えると、先輩は首を横に振った。


「まだ時間あるし、何か話そうか」


そう言ってまた微笑む。


「…っ」


先輩が笑うと胸のあたりがキューっとする。

顔とか体が熱いよ…。


「里中さん?」


「へっ…⁈」


気付いたら、先輩の顔がすぐ近くにあった。

ぼーっとしてた私を不思議そうに覗き込んでいた。


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