Drop【短編】

そのことばを聞いた瞬間

頭が殴られたように痛く胸がはりちぎれそうな程苦しくなった

頭の中で

「なんで私じゃだめなの?」
「私のどこを治せばその子より好きになってくれる?」
「いつも君の隣は私だったのに…」

そんな言葉がぐるぐるとまわった



でも口からでたのは


「なんとなく気付いてた」
気持ちとはうわはらな言葉で…

そんなこと言いたくなかった

言わせないでほしかった
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