カレンとセレン
「ありがとう。
ミール、頑張ってね。
私、ミールが大好きよ!」


「ど、どうしたんですか、いきなり…
でも、ありがとうございます。」



ミールは照れながら、お礼を言った。



「フフッ。ミール可愛い。
私の方こそ、いつもありがとう

…ところで何の用事だったの?」



ミールはハッとした顔をして


「あっ!いけない、忘れてた…

フォーカス様とリナ様がお呼びです。」


ミールは落ち着きながら言った


「わかった。多分、今夜の第一王子様の誕生日パーティーのことだと思う。

そうだ。ドレスはミールが選んでくれないかしら?」


「えっ、いいんですか?」


「ええ。ミールに選んで欲しいの。
ミールって私よりもセンスがいいから」


「わかりました。
じゃあ、カレン様がお戻りになるまで
に選んでおきますね!」


「楽しみにしとく。
じゃあ、お父様たちのもとへ行ってくるわ」


「行ってらっしゃいませ。」



カレンはミールに手を振りながら、屋敷へと急いだのであった。







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