カレンとセレン
「無事でよかった…。
魔法防御壁が張られているから心配だったんだ。」
「えぇ、大丈夫。
魔法なんてなくても平気よ。
それよりも、早く馬小屋へ急ぎましょう!」
「あぁ。行こう。」
そう言い、
彼女らは走り出した。
---馬小屋
「はぁはぁ…。着いた…。
ポニーたちはどこかしら?」
「ティアナ。
俺は追っ手がきていないか見張っているから早く子供たちを」
「えぇ。わかったわ。
あっ!ポニー!」
彼女は二頭の子供の白馬のもとに駆け寄る。
そして、
抱き抱えていた赤ちゃんを
一人ずつ二頭の白馬に布でくくり付け、
赤ちゃんの首にペンダントをかけた。