夏休み

「星也!早く来いよ!」



「もう…無理…」






「後少しだから!俺、先に行ってるぞー!」







さっきまでグダグダだった兄とはまるで別人だ。




兄はそのまま俺を置いて走って行ってしまった。




「待って…」



太陽は今にも倒れそうな俺をあざ笑うかのように照りつける。



















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