夏休み


暗く、深い静寂と闇に包まれた洞窟。




今にも吸い込まれてしまいそうな……




そんな洞窟だった。





「俺、ここに入るのか?」



「うん。お願い。俺を助けて?お前にしかできない」







蒼愧、それと他の鬼達のため。




俺にしかできない事。







「分かった。すぐに行ってくる!」








俺は走ってその洞窟の中に入って行った。











必ず、必ず蒼愧達を助ける。























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