夏休み
大分奥に入って行ったと思う。
ところどころに灯りはあるものの、薄暗くて何があるのか分からない。
しばらくして大きな灯りが見えた。
俺は走ってそこの灯りを目指して走って行った。
「これか?」
そこにあったのは何が書いてあるか分からないが古びた紙切れだった。
これを剥がせばいいのか。
俺は何の迷いもなくその紙切れを剥がした。
「これを剥がすだけの祭りなんておかしいっ」
俺はクスッと笑ってそのまま来た道を戻って行った。