夏休み
とんでもない事
光が弱まり、蒼愧達の姿が見えた。
「ありがとうな!俺達、これでやっと…」
蒼愧はニヤリと笑い、鬼達と何処かへ行ってしまった。
「蒼愧…?」
蒼愧の後ろ姿は本物の鬼の姿だった。
俺は怖くなり、一目散に山をかけ降りた。
走って走って、転んだ。
でも俺は早くこの事をおばあちゃんに伝えなきゃいけない。
そう直感的に思ったんだ。
早く、早く伝えなきゃ。
何かが起こる前に何とかしなきゃ。
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とんでもない事