夏休み
おばあちゃん家が見えた。
「お!おばあちゃぁぁあん!おばあちゃん!」
俺は慌てておばあちゃんを呼んだ。
「あらあら、星也。どうしたんだい?」
「俺…俺が…」
呂律が回らなく、何を最初に行ったらいいかわからなくった。
「ゆっくり話しておくれ。そんなに急がなくてもいいじゃないか?」
おばあちゃんは優しい表情で俺の肩をたたいた。
「大変なんだよ!俺、鬼に会って…それで…」
俺はひとつひとつの事をおばあちゃんにしっかり話した。
おばあちゃんの表情はだんだん真剣な表情になってきた。
隣で聞いていた兄も真剣な表情で俺の話を聞いていた。