アイドル拾っちゃいました
 キッチンを覗くと、フライパンでたぶんベーコンを焼いているねこの後ろ姿があった。ピンクのTシャツに、白地に水玉模様のショートパンツを履いている。

 その可愛いお尻と、そこからすらりと伸びた白い生脚に、昨夜の艶かしい姿態を思い出せば、当然ながらムラムラとしてしまう。


 俺はそろりそろりとねこに近付き、後ろからその華奢な体をギュッと抱き締めた。


「きゃっ」


「おはよう」


「あ、おはよう、ん……」


 振り向いたねこの唇を、素早く俺の口で塞いだ。そして舌を差し込むと、ねこもすぐに応えてくれて、互いの舌が絡み合った。ああ、このままねこを押し倒したい……


「ちょ、ちょっと! ベーコンが焦げちゃうでしょ?」


「ベーコンよりおまえを食べたい」


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